箱男と女装。

箱男 (新潮文庫)箱男 (新潮文庫)
(1982/10)
安部 公房

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初安倍公房だよ。
今まで読んでなかったのが悔やまれます。
ストーリーはご存知かと思いますが、ある青年がダンボール箱を被り、生活し、不特定の存在になることによって、”見る”ということに伴う”見られる”という義務を回避するという訳の分からない話ですw

ぼく、文学的存在理由とかほんと疎いもので。
でも、訳が分からないながらも得るものは大きいと思う。

箱男と女装も似た部分があるような気がする。
ぼくは男である自分は嫌いではないし、女装してる自分より好きな部分もある。この醜態に近い女装なら尚更です。

じゃあ、なんで女装するかというと理由は分かりません(笑)
けれど、女装している自分をブログに載っけるということは”見せる”という行為であると同時に、自分とは別の存在が見られているという状況なんですね。自分がこうやって書いている駄文も、ぼくという存在なんだけれども、これを読んでいる奇特な方からすれば女装している姿というフィルターを通してこのブログを覗いているということ。それは女装していないぼくが、女装しているぼくという対象に表現は悪いかもしれないけれど、目を逸らさせることによって見られるという義務を回避して世界を見ているということでもあるんです。

では、女装しているぼくとそうでないぼく。違いはあるのかと聞かれると有るとも言えるし、無いとも言える。箱男も箱男になる前となったあとでも自分は自分なわけで。ただ、ぼくはたりたくみという箱を被ることによって、たりたくみという匿名の存在になる。

たりたくみであるぼくが取るコミュニケーションは日常とは違うもの、言わばいつもとは違う心の襞を振るわせている心地よさがあるんだと思います。

だから、醜悪でも女装を未だやめてないんじゃないかなぁと。

分かんないけどねw


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2008年06月18日 | Comments(6) | Trackback(0) | 読んだ
コメント
撮影させてください
上履き、ローファー、ストラップシューズ、制服、体操着…結構好きです。
ブログには女装子さんもいらっしゃいますよ!!
一度撮影させてくださいませんか?
上履き三つ折り URL 2008年06月19日 13:29:42 編集
No title
>上履き三つ折りさん

はじめまして。
う〜ん、申し訳ないんですけど、撮影していただけるレベルの人間ではないですよ。

実物に自信があればいいんですが、全くないもので。。。

すいません。
くみ URL 2008年06月19日 20:00:58 編集
No title

ガルシア・マルケス、フランツ・カフカ、筒井康隆...etc

安部公房さんも大好きです^^

しすけん URL 2008年06月20日 10:25:32 編集
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  2008年06月22日 12:24:54 編集
No title
>ありす☆まこさん

はじめまして♪
異性の格好を何故したがるのか?理由はひとそれぞれだと思いますが、そのメカニズムを知ることが出来たらいいですね。人間の行動原理を知ることが哲学の役目でもあるわけで、おのずと重なっていくのかもしれません。

ぼくが可愛いかは分からないですけど、まこさんはすごい女の子っぽくて可愛いですね♪

是非是非、お友達になっていただけるとぼくも嬉しいです♪

くみ URL 2008年06月22日 12:49:17 編集
No title
>しすけんさん

ガルシア・マルケスは『予告された殺人の記録』しか読んだことないんですけど、偏見かもしれませんが南米の濃い血が描き出す世界と構造がすごく良くて、感動した覚えがあります。

『百年の孤独』も読んでみたいんですけどね。

カフカも『変身』しか読んだことないんですけどね。あと『断食芸人』か。家に『城』があるんですけど手を付けてないです(^^;

両方とも好きな作品ですね。深いところは分からないですけど不条理で悲しくて。見方によっては笑えるらしいですけど。

筒井康隆さんは全く読んだことないです。俳優としての彼なら何度かお見かけしたことがw
くみ URL 2008年06月22日 13:00:30 編集

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