ゴブサタシテごめん

クレィドゥ・ザ・スカイクレィドゥ・ザ・スカイ
(2007/06)
森 博嗣

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『何故、自分でない者にまで、自分の愛を押しつける?
それが愛だと信じさせるためにか?
本当の愛ならば、信じさせる必要などない。
違うか?
ああ、人間たちはみんな馬鹿だ。
この飛行機の、美しさを見ろ。
この翼を見ろ。
これに比べたら、すべてが醜い。
愛なんて、錆のようなものだ。
それが、綺麗な営みだと、錆が思い込んでいるだけ。
美しさを知らない。
なにも見ていない。
美しさとはこの冷たさのことだ。
なんて懐かしいんだろう。』

いやーご無沙汰してすいません。

最後の記事が記事だったし、写真の本が本だったので、心配してくださった方もいてくださってほんとに申し訳ないっす。

ここのところちょっと忙しかったり、ネットから遠ざかっていたもので、コメントやメールにお返事できなくてほんと失礼極まりない奴だなぁと反省しています。

精神的には特に問題もない日々を送っております。

それなりに悩んだり、嫉妬したり、悲しんだり、焦がれたり、寝たり、本読んだり、ぼーっとしたり、ウイイレやったり、全然進まない、趣味の小説書いたり、つまりは普通の日々を過ごしておりました。

更新のペースはこれまでよりゆったりとしたものになるとは思いますが、引き続き、お付き合いしていただければと。


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2008年07月19日 | Comments(3) | Trackback(0) | 読んだ

箱男と女装。

箱男 (新潮文庫)箱男 (新潮文庫)
(1982/10)
安部 公房

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初安倍公房だよ。
今まで読んでなかったのが悔やまれます。
ストーリーはご存知かと思いますが、ある青年がダンボール箱を被り、生活し、不特定の存在になることによって、”見る”ということに伴う”見られる”という義務を回避するという訳の分からない話ですw

ぼく、文学的存在理由とかほんと疎いもので。
でも、訳が分からないながらも得るものは大きいと思う。

箱男と女装も似た部分があるような気がする。
ぼくは男である自分は嫌いではないし、女装してる自分より好きな部分もある。この醜態に近い女装なら尚更です。

じゃあ、なんで女装するかというと理由は分かりません(笑)
けれど、女装している自分をブログに載っけるということは”見せる”という行為であると同時に、自分とは別の存在が見られているという状況なんですね。自分がこうやって書いている駄文も、ぼくという存在なんだけれども、これを読んでいる奇特な方からすれば女装している姿というフィルターを通してこのブログを覗いているということ。それは女装していないぼくが、女装しているぼくという対象に表現は悪いかもしれないけれど、目を逸らさせることによって見られるという義務を回避して世界を見ているということでもあるんです。

では、女装しているぼくとそうでないぼく。違いはあるのかと聞かれると有るとも言えるし、無いとも言える。箱男も箱男になる前となったあとでも自分は自分なわけで。ただ、ぼくはたりたくみという箱を被ることによって、たりたくみという匿名の存在になる。

たりたくみであるぼくが取るコミュニケーションは日常とは違うもの、言わばいつもとは違う心の襞を振るわせている心地よさがあるんだと思います。

だから、醜悪でも女装を未だやめてないんじゃないかなぁと。

分かんないけどねw


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2008年06月18日 | Comments(6) | Trackback(0) | 読んだ

水曜の朝、午前三時

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)
(2005/11)
蓮見 圭一

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出来れば、どんなひとからも嫌われたくないけれど、どうしようもなく、それは巡り合わせだったり、ちょっとしたすれ違いで、お互いを嫌いになったりってある。

今日も(笑)

ぼくは人付き合いが苦手な部類で、思ったことをすぐ口にしてしまうのが良くないってことも分かってるつもりだけど、そういう状況は避けられないこともある。

そんなとき、この嫌いな小説の一つだけ好きな一節を思い浮かべるんだ。



「その人が言ったことをそんなに気にしなければいけないほど、お前はその人のことを重視しているのかって」P.157

そう思うと、少しは気持ちが落ち着く。

ぼくは人間が出来ていないからさ。







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2008年06月04日 | Comments(2) | Trackback(0) | 読んだ

自殺について ショーペンハウアー

自殺について 他四篇 (岩波文庫)自殺について 他四篇 (岩波文庫)
(1979/01)
ショウペンハウエル

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ショウペンハウアーが色々語ってます。一言で言うとそんな感じ。

『自然が人間に与えてくれたあらゆる賜物のなかで、時宜をえた死ということにまさる何物もないのだということ。そして、その場合にも特に最上のことは、誰もが自分自身で死の時を選ぶことができるということなのだということ』byプリニウス

ぼくの好きな1節です。

ショウペンハウアーが著者なのにプリニウスを引用してしまってスイマセン。

でも、この貫かれている厭世観に惹かれます。

実はショウペンハウアーの『意志と表象としての世界』を購入して1年以上経つのに読んでないので、これを機会に読んでみようかなぁ。

物自体とか流転とかイマイチ理解してませんしね。

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2008年05月08日 | Comments(6) | Trackback(0) | 読んだ

ナ・バ・テア

ナ・バ・テア (中公文庫)ナ・バ・テア (中公文庫)
(2005/11)
森 博嗣

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ようやくスカイ・クロラシリーズの出ている文庫を全て読み終わりました。

順番が悪かったのかもしれないけれど、

スカイ・クロラ→ダウン・ツ・ヘヴン→ナ・バ・テアの順でよんだからね。

ナ・バ・テアはイマイチ。ティーチャーと草薙のコンタクトから始まるわけでが、子供対大人、男対女の構図を意識しすぎているようなね。

空を飛んだ気持ちになれなかったのが残念です。

まぁ、小説が悪いというより、僕の体調が悪くて朦朧として読んでいたせいもあります。むしろこのウェイトが大きいかな。


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2008年04月16日 | Comments(0) | Trackback(0) | 読んだ
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